【BUYSS labo 01 / Episode 045】
もぅだいぶ前の話ですが
Twitter で『取れちゃった爪ってどうする?』って話が盛り上がってました。
それを受けて、たぴぞう達に講義したんですが
その様子を動画に撮ったので・・・今回はその一部を紹介します。
ちょうど研修医の先生が来てた時だったので
メインは僕じゃなかったですけどね・・・
普段の講義なんかを動画にした
『ガンバレ!たぴぞう』(たぴぞう講義の実況中継)もシリーズ化していこうと思います
爪の構造をザックリ解説
爪はどう固定されてる?
爪は額縁で固定されています
その額縁の部分を 爪郭 といいます。
側面=側爪郭
根元=後爪郭
なんですが、後爪郭の部分にはポケット状の凹みがあって
ココに所謂『爪の根っこ』がハマっています
この 根っこ(爪根)に触れてる部分に 爪母細胞 があり
爪母が爪を作り 爪(爪甲)を押し出しているワケです。
でも・・・
先っぽに額縁がない3点固定では
すぐに外れてしまいそうですよね??
そこで
爪には 面で固定するための機構 があります
イメージ的には・・・
吸盤
厳密にはチョット違いますが、このイメージを持ってもらうと
処置の時に色々とやるべき事が理解しやすくなると思います
爪の吸盤みたいな構造
爪(爪甲)が面で密着している部分を 爪床 といいます
爪床は上皮の顆粒層がなく『角層がない』ので
ヌメッとしている(カサカサじゃない)構造をしています
キレイな面構造をしている爪甲と
ヌメッとした爪床が密着すると・・・
ガラスに湿らせた吸盤を押しつけるのと同じで
ピッタリと固定されますよね
厳密にはチョット違うんですが
理解するために僕がよく使うちっちゃな『嘘』ですw
ヌメッとした関係性で
面で接しているので・・・
後端の爪母が爪を作れば
スムーズに先端へ向けて爪が送り出されてくるのです。
このスムーズさがなくなると・・・
上手く爪が進まなくなるので
停滞して爪が厚くなったり
くっつかずに剥がれたりするのです。
水虫の爪が汚くなるのもコレが一因ですね
講義をのぞき見
では
実際に たぴぞう達にした講義をのぞき見してみましょう
理解しやすくするための
若干の『うそ』があるのはご容赦を(笑)
1時間ぐらい話してもらってたんですけど・・・
今回は最初の部分だけ〜
次回は具体的に
爪下血腫の処置についてお話ししましょう
今回の話を聞いておくと
次回の話が解りやすくなりますよ!
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