【BUYSS labo 01 / episode 003】
こんにちは
所長です😁
前回は、左手での鑷子の持ち方について解説しましたが
縫合において主役となる器械は
「持針器」ですよね
今回は
繊細な縫合のための【持針器の持ち方】について
解説していきます。
まず 持ってみよう
とりあえず
理想的な持ち方を知る前に
現在の自分の持ち方を見つめ直してみましょう。
持針器がなかったとしたら
普通のハサミで良いので、まず持ってみましょう!
へガール型持針器を持つ要領で
持ってみて下さい
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実際に持ってみた状態をよく観察してみて下さい。
ハサミの側面に
示指の側面がふれていませんか?
リングの中に
母指が深く入り込んでいませんか?
もしこうなっていたら・・・
なるべく早く持ち方を矯正することをオススメします
正しく縫合器械を持つための「手の形」
繊細に縫合をするためには
持針器を滑らかに動かす必要があります。
つまり
理想的な持針器の持ち方 = 繊細な動きが可能な持ち方
とも言えます。
このことを実現するためには
手に「無駄な力」が入っていない状態で器械を持たなくてはいけません。
こんな感じで壊れそうなパーツを摘まもうとする時
必ず 指先を使う ことになりますよね??
つまり、繊細な作業の場合
指先を使うことは、生まれてから ず〜っと 無意識にやっている事なのです。
でも、器械を持つときには 何故か
「器械を指先で持つ」という事をしなくなる人が多いのです。
繊細な縫合は
繊細な作業をするときの「手の形」で器械を持つことで
可能となります。
例えば
カード2枚をお互いに立てかけて 立たせるような事をするときの
手のポジションを見てみましょう。
このように
柔らかくモノを持つために
- 指は全体的に緩やかにカーブを描き
- 指先でモノを持ち
- 手のひらには空間が出来ている
というのが最適解だと思います。
更に、この写真では手関節に近い部分を接地させることで
震えがカードに伝わることを制御しています。
このような条件を満たしつつ
縫合器械を持つには
どのような持ち方が理想的と言えるのでしょうか?
所長オススメ 持針器の持ち方(へガール型持針器の場合)
重要な事は、すべて指先で器械に触れるということと
できる限り弱い力で器械を支える
という事です。
コレを実現するために
「カウンター」の関係になる力をかけるようにして器械を支えるのですが
このことについてはまた回を改めて、じっくりと解説していきます。
それではまた!
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